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![]() 糸満 海人工房・資料館とは当館は、沖縄県が世界に誇る糸満漁業の伝統文化を次世代に継承する事を目的とした資料館です。 日本オリジナルのゴーグルや小型帆船がかつて琉球列島に存在し、海人(ウミンチュー)と呼ばれる漁師達が縦横無尽に大海原を駆け巡っていた事をご存知でしょうか? 例えば、120年前に考案された糸満発祥の水中メガネ「ミーカガン」は、琉球列島のみならず世界中の漁業従事者の「目」の安全性確保に貢献する事によって当時の漁法を一変しただけでなく、現在の競泳用ゴーグルの原型になったとさえ言われています。 また、伝統的な小型帆掛け漁船「サバニ」に装備されていた帆走艤装のメカニズムは、今日の西洋のヨットと比べても決して劣る事の無い、日本オリジナルの極めて洗練さた、且つ高度な技術に裏付けされたものでした。世界最高峰のヨットレース「アメリカズカップ」に挑戦する日本艇を設計したデザイナー故横山晃氏に、サバニの船体プロフィールが驚愕とそして多大なる影響を与えた事は有名な話です。 これらの例は糸満の伝統海洋文化が如何に優れていたかを示すほんの一部に過ぎませんが、現代社会の中で失われつつあるこの様なかけがえのない素晴しい文化や先人の知恵を理解・保全し、継承し、そして発展させていく事が私たちの大切な使命だと考えています。 当館は2009年11月より、糸満市海人課のご厚意によって広々とした施設に移転、皆様のご来場を心よりお待ちしております。
![]() 海人写真家 古谷千佳子さんについて
自ら海人として潜水漁業に従事したあと、写真家になる。 |
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